こんにちは。Webライターをやっています匠 考太郎です。
「リード文って重要なの?」
「魅力的なリード文ってどんな風に書けば良い?」
そんなリード文についてのお悩みのあなたに、リード文の書き方について詳しくお答えします。
知っていましたか?
「自分の記事を読んでくれるかどうかはリード文で決まる」
ということを。
実際の記事内容がいくら物凄く良くても、それが読者に読んでもらえないままに違う記事に飛んでしまわれる。。。
そんな残念なことにならないためにも、あなたが頑張って書いた記事を読んでもらうための「つかみ」とも言うべきリード文は、超重要です。
我輩もリード文についてはWebライターをやっていて、過去駄目さを痛感した一人です。
この記事では我輩の実体験を踏まえて、リード文の理想の構成や書く際のポイント・注意点について詳しく解説していきます。
リード文ってそもそも何?
Webライターの仕事でもそうですが、記事を書く際に重要なポジションであるリード文。
そのリード文について詳しく解説していきます。
リード文とは?
リード文、又は導入文とも言われていますね。このリード文を簡単に説明すると、
「この記事はこんなことが書いています」
という記事内容を事前にユーザーに示すことで、理解を助けるためのものです。
主にページタイトルのあとや、目次の前に書くことが多いです。リード(laed)は「先導する」という意味があり、ユーザーをページ本文に導く役割を果たしているということです。
リード文には3つの役割・必要性がある
リード文には3つの役割があります。
その1.ユーザーに、この記事内容をわかりやすく説明して理解を助ける。
その2.ユーザーの興味・関心を引き記事をスクロールさせる。
その3.GoogleやYahooから集客するためのSEO対策につながる。
この3つの役割をこれから詳しく解説していきますね。
その1.ユーザーに記事内容をわかりやすく説明して理解を助ける。
「先行オーガナイザー」という教育学で使われている手法で、講義をする際予め「どんなことを話すのか」を説明してから具体的に話すことで、受講者の理解を向上させるという働きがあるということ。これと同じ原理を利用しているのがリード文です。
Q:別にリード文がなくても特に問題がないのでは?
「企業ホームページに来ている時点で前提の情報は理解済。だからいきなり本文を書いた方が良いんじゃないか?」
A:トップページからの下層ページに対してはそう考えられるかもしれません。
しかし、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから検索してくるユーザーにとって、毎回トップページから訪問してくるのか?というとそうではないんです。
下層ページで検索上位を獲得した場合、検索してきたユーザーにとってはいきなり下層ページを閲覧することになります。
ここできちんとリード文を書いておかないと、せっかく来てくれたユーザーを逃がす場合もあるということなんですね。
集客や売上アップを見込むなら、分散集客型のホームページにしなければならないということ。
そのために、リード文は重要となるわけです。
その2.ユーザーの興味・関心を引き記事をスクロールさせる
ページにアクセスしてきたユーザーに本文を読んでもらうようにスクロールを誘発させるのも、リード文の大事な役割の一つです。
Webページではよほど短い文章でない限り、画面の下にユーザーにとって魅力的な情報があったとしても、ユーザーに画面をスクロールしてもらわないといけません。
画面をスクロールしてもらうためにも、画面の1番初めに出てくるリード文でいかにユーザーに対してアプローチできるかがスクロールしてもらうためのカギとなります。
ここで重要なポイント。それは、「自分ごと化」させることです。
「○○で困っていませんか?」
「○○でお悩みのあなたに~」
など、ユーザーの悩みに直結する内容が画面の下にある。ということを提示させること。これがポイントです。
そして、私がリード文を書く際には必ず「個人」を指す「あなた」という表現を入れていること。
これによってユーザーは、「このページは自分のためのページだ!」と考えてくれるようになり、スクロールしてくれる可能性が増すことになります。
あと、このページを読むことで得られる利益(ベネフィット)を入れるというのもスクロール率をあげられる有効な手段です。
あなたが書くページで商品やサービスを紹介する場合では、「ここで紹介する商品(サービス)を購入する(利用する)ことで得られるあなたの未来像」を端的に示すこと。
あなたが書くページが情報提供の場合は、「このページを読むことで何がわかるのか。このページを読めばどんな知識が得られるのか」を提示するとよいでしょう。
その3.GoogleやYahooから集客するためのSEO対策につながる。
SEO対策(Search Engine Optimization)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからアクセスを集めるための手法です。
このSEO対策においてもリード文はとても重要な役割を持っています。
簡単に説明すると、ページ内にある情報のクオリティを判断し、ユーザーが検索したキーワードから最も有益なものを上位表示するようになっています。
そのクオリティを判断する際リード文は検索エンジン側に重く判断されがちなので、リード文の最適化は検索上位を狙うならば必須と言えるでしょう。
そのページで検索上位を狙っているキーワードは必ず入れるようにしましょう!
あなたが書いた記事を読んで欲しい人をターゲットと呼びます。
そして、ターゲットの直帰率を減らすことも、検索キーワードをリード文に含めることで効果を発揮すると言えます。
直帰率とは、アクセスしたユーザーが記事を見ずにページを離れた割合のことを指します。
あなたの書いたページのリード文に、ユーザーが検索したキーワードが何も入っていなかった場合、
「このページには自分にとって知りたい情報がない」
と判断してしまい違う記事を見に行ってしまいます。
だから、リード文には検索キーワードを入れることが重要になってくるわけです。
できたらサブキーワードも考慮してリード文を考えてみれば、より具体的に記事の内容がユーザーに伝わるので効果的です。
※サブキーワードとは?
ユーザーが検索したキーワードの二つ目以降のキーワードのことです。
例:「リード文 書き方」ならば、この「書き方」がサブキーワードになります。
重要性が高いのに軽視されていることが多い
ブログやWebメディアでは、本編の記事内容はめちゃくちゃ凝っていて有益なのに、リード文が軽視されていることって意外に多いです。
実は私もそのうちの一人だったので、耳が痛い内容です。
Q:なぜリード文が重要だということを知ったのか?
A:これは、Webライターを始めて記事の執筆をお仕事にした際に痛感しました。
まずテストライティング時に修正が必ず入る。そしてきちんとリード文が書けなければまずテストライティングは受からない。
だから結構落ちまくりました。
色々自分でも「リード文」に関して調べてようやくまともに書けるようになって少しづつ記事を執筆させて頂けるようになりました。
それだけ「リード文」というのは重要視しなければならないということです。
実際のリード文の書き方のコツとは?
ここではリード文の書き方について詳しく解説していきます。
「実際にどう書けば良いの?」
そんなあなたに魅力的なリード文の書き方をするための構成や、ポイントをまとめましたので、ぜひ活用してみてください。
魅力的なリード文の構成について
魅力的なリード文には実は「型」が存在します。
- その1.「読者の悩み」
- その2.「読者との共感」
- その3.「結論と驚き」
- その4.「権威性」
- その5.「記事の内容」
- その6.「誰に向けての記事か(ターゲット)」
- その7.「読み終わった後の未来(ベネフィット)」
この7つの要素を取り入れること。上記の順序で構成することで、魅力的なリード文を書くことができます。
その1.「読者の悩み」
あなたの書いた記事を読みにきた理由です。ユーザーは目的なしで記事を閲覧するということはほぼありません。
その目的こそがユーザーの「悩み」です。その「悩み・目的・理由」はこれだ!と明確にしておくことが大切です。
例:「○○でお悩みのあなた」
○○はユーザーの悩みを入れます。○○という悩みを持っているあなたに書いた記事ですよっていう提示が必要なのです。
その2.「読者と共感する」
ユーザーの目線に立って記事を書くことはとても重要なことです。
ユーザーには「自分の悩みを誰かに理解してほしい」という欲求も含まれているわけで。そんなユーザー自身の目線に立つことで、
安心感と信頼性が生まれることになります。
例:「リード文って書くの難しいですよね」
など、自分の同じ悩みを抱えていたことを明確にして、自分の実体験を踏まえた上で記事を書くことです。
その3.「結論と驚き」
記事を書く上での基礎知識でもある「PREP法」に基づくと、「記事は結論から書く」こと。これが大事。
ユーザーは記事が読みたいわけではありません。
悩みを解決できる情報を知りたいだけ。だからまず記事を読んでもらうために結論から書くのが定石。
そこに「驚き」が加えることで、記事に対して興味を持ってもらうことができるのです。
情報の出し惜しみはNGなので、気を付けましょう。
その4.「権威性」
ここで重要なのは、「誰が書いているのか」です。記事を書いている内容が本当に信用できるものなのか。それを証明するためのものですね。例えば、知識の全くない人の記事と。知識も実績もある人の記事とどちらを信用するでしょう?
もう明白だと思いますが、「知識も実績もある人」の記事の方が信用できますよね。
このように、記事の信頼性を高めるためにも。「権威性」を明確に提示するというのはとても重要なことです。
その5.「記事の内容」
記事の内容を簡単に「こんな記事なんだよ」とリード文に入れることによって、「この記事を読んだことによってどんなことを得られるのか」をユーザーに提示すること。これもリード文には必要な項目ですね。これがないと、ユーザーは記事を読むに値するのかわからないので、わかるページを探しに行ってしまいます。
ここでユーザーの基本的な行動を3つ紹介すると、
「読まない」
「信じない」
「行動しない」
これがユーザーの心理です。
リード文ではまず一つ目の「読まない」を看破しなければなりません。そのために「記事内容」をリード文で簡単に説明することはとても重要なわけです。
その6.「誰に向けての記事か(ターゲット)」
これは記事を読んでくれるユーザーを特定し、「あなたに向けた記事ですよ」という印象をユーザーに与えること。
ターゲットを絞ること。これは重要なことです。
そのためにも、記事を書く上では「どんな人に読んでもらいたいのか」というユーザー像(ペルソナ)をきちんと明確にして記事を執筆していくようにしましょう。
その7.「読み終わったあとの未来像(ベネフィット)」
読み終わったあとのユーザーの満足度。未来像が良ければ良いほどモチベーションは上がりますよね。
ポイントは、
・この記事を読むことによって得られる価値
・悩みをどう解決してくれるのか
という点です。
上記のような読み終わった後の未来を明確にして、ユーザーのモチベーションを高めましょう。
リード文の書き方4つのポイント・注意点
リード文を書く時の「型」について「7つの構成」を解説しました。ここではリード文を書く際のポイントについて解説していきます。
若干構成の解説時に同じようなことを書いていますが、
「重複している」=「それだけ重要なポイント」
ということでご理解下さい。
記事の内容・方向性をわかりやすく伝える
記事を書くうえで「結論」から書くことでユーザーに対してわかりやすく伝えることができます。
ここでのポイントは、記事の内容や方向性をわかりやすく伝えるために「結論」をリード文に入れてどんな記事なのかをユーザーに提示することです。なぜならWeb上で検索しているユーザーは、
「結論をいち早く知りたい。そして、興味があれば詳しく知りたい。」
と考えているからです。
できるだけ短い文章でわかりやすくまとめる
リード文の理想はさて何文字が最適なのでしょうか。
これは記事のボリュームにもよりますが、我輩は長くても300文字以内に抑えるようにしています。
長過ぎても駄目ですね。ユーザーがページから離れていく理由にもなってしまいますので注意が必要です。
理想は200文字以内の短い文章で、結論を書いて記事の内容をわかりやすくまとめることです。
ダラダラと長い文章は、逆に本当に伝えたい部分を伝わりにくい理由になってしまいます。
記事の信頼性を提示する
どれだけ良い記事を書いたとしても、その内容に信頼できる根拠がなければ誰も信じません。
よく記事を閲覧している中で、「○○監修」や「実績」を掲げてある記事があります。そういった「裏付け」のある記事って信用できる記事だと感じますよね。
では実績や肩書きがないと記事が書けないのか?
というとそうではありません。
例えば、「私はこんな仕事をしています」とか「このブログを3年間続けてきました」と書くだけでも「信頼性」は上がります。
ただし記事内容に全く関係ないことを書いても駄目です。記事内容に関連した「仕事」をしている。又は関連ブログを「3年間」継続してきたという「実績」が信頼性に繋がるということです。
読者の「気付き」を引き出す
あなたが書いた記事を読むユーザーは。キーワードで検索してきています。その記事の内容と、ユーザーがそのキーワードで検索して知りたいことと一致していなくてはなりません。そして何気に検索してきたユーザーに対しても、そのユーザーの真意はあなたの記事の中にあるはずです。
そんな時に、記事に共感できる要素があればユーザーにとって「気付き」になります。その「気付き」を引き出すための要素が記事には必要なポイントと言えるでしょう。
Webライティングについて基礎知識を詳しく解説した記事も書いています。
もし興味あったら一度読んでみてください♬