webライターとして個人で仕事をしている方は、クラウドソーシングサイトで案件を受注している方も多いでしょう。
人気サイト「クラウドワークス」や「ランサーズ」を利用している方なら何度か見たことはあるかと思います。
「え?」
と思う案件を。。。
今回の記事では、クラウドワークスで我輩が過去遭遇した「怪しい」と感じた案件をもとに失敗経験を踏まえて特徴をまとめています。
初心者の方や、まだ経験の浅いwebライターさん、ワーカーの皆様にとって同じ失敗を未然に防ぐためにも良い情報共有になればと思います。
- webライターの詐欺案件とは?
- webライターの詐欺案件にある9つの特徴
- webライターで詐欺に合った時の対処法
- クラウドワークスは詐欺案件が多い?と感じた我輩の実体験
- まとめ:怪しいと思ったら質問で聞いてみる
webライターの詐欺案件とは?
詐欺案件とは、案件を受注する際にクライアントとのトラブルに巻き込まれることです。
その中には、
など、取引を開始してから発覚する場合もあったりします。
ワーカーとしては実績や評価が案件の受注に大きく影響してくるため、取引の中止による評価への影響を考えてしまい、クライアントの要求を吞んでしまうこともあります。
webライターは未経験からでも始められる仕事である反面、狙われやすいという性質を持っています。
事前に被害に合わないようにするためにも、「こんな案件は気を付けよう」という情報は知っておいた方が良いです。
webライターの詐欺案件にある9つの特徴
それでは、我輩が未経験からwebライターを始めて実際にあった内容も踏まえて、詐欺案件の特徴を9つご紹介します。
もし以下に紹介しているような内容を目撃したら、応募文は熟読し質問を交えながら慎重に判断するようにしましょう。
特徴その1:相談・スカウトで連絡がくる
初心者の頃だと、案件を獲得することが困難な時期が必ずあります。そんな状況でクライアントからの”相談・スカウト”が来ると嬉しいものですよね。
その内容に単価の高い案件への誘惑がチラついていたら、思わず飛びついてしまいがちです。
例えば、
「テストライティングを受けて頂き合格したあかつきには、高額報酬の案件を多数ご用意しております」
「当社はたくさんの案件を抱えており、全ての案件で平均文字単価2円で依頼することができ、なおかつ安定した量の仕事を提供することができます」
※実際に我輩が「相談・スカウト」で連絡のあった内容です。
など、初心者にとってそそられる内容で連絡がきます。
こういった内容で本当にそうなら良いのですが、「落とし穴」がある可能性があります。
こういった「相談・スカウト」の場合、具体的な仕事の内容は書かれていないことが多いです。「質問」する形で根掘り葉掘り自分が納得できる内容だと判断できるまで聞いてから判断するようにしましょう。
特徴その2:テストライティングが無報酬
クラウドソーシングサイトの案件では、テストライティングがあることが普通になっています。そして、テストライティングは正規の文字単価よりも低いことが多いですよね。
中には1/10の単価という内容のものも珍しくありません。
その中でも、「無報酬」のものあったり。。。
こういったケースでは、クライアントはテストによって記事をたくさん収集して落とす。
なんてこともあるので、気を付けた方が良いですね。
クライアントにとってはたくさんの応募文・提案文の中から選ぶことができます。
そして、我々ワーカーは、自分の実績となるポートフォリオなどを提出しているはずですから、本来ならテストライティングでも報酬を受けなければ
「やってられない」
というのが本音ですよね。
こういった案件ほど魅力的な募集文であるはずです。
決断は慎重に行いましょう。
特徴その3:ノウハウの提供という名目で教材の勧誘がある
未経験からできるwebライター。
であるがゆえに、「本文の書き方」「見出しの構成方法」などは案件をこなすことで自分の糧にしていくことになります。
クライアントから提供されるマニュアルなどから勉強して少しづつライタースキルを上げていくんです。
我輩が実際に経験した内容では、「ライターとしてのノウハウをまとめた教材」のモニターの案件でした。
実際に教材の一部を見て感想をレビューとして400文字くらいでまとめてほしいという内容で受けたこの案件は、
大事な部分”一番知りたい部分”が欠落した動画
という感じです。
これこそコピーライティングをうまく利用した情報商材の購入を目的とした案件というわけですね。
特徴その4:初心者ライターが狙われやすい
「初心者」と思われるwebライターさんというのは、
- クラウドソーシングサイトに登録して間もないワーカーさん
- 実績経験や契約取引数の少ないワーカーさん
- プロフィールなどを確認したうえで「初心者」と断定できるワーカーさん
だと思います。
我輩もライター歴2年ではありますが、直接取引して頂いているクライアント様と長期的にお世話になっている手前”契約実績”は少ないです。
そんな我輩の元にはちょくちょく「相談・スカウト」がきます。
内容を拝見すると、
- 単価が安い
- 具体的な仕事内容が書かれていない
- クライアントとしての過去契約実績が浅いクライアント
からが多いです。
返答を返してみても、「我輩を見ていない」と感じるような一律に送信しているような返答が多いので、「初心者」と思われカモにされているイメージを持たざるを得ません。
こーいうのは正直ガッカリしてしまうのですがスルーするのが一番です。
特徴その5:単価がかなり安い
人気の大手クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」を拠点としている我輩は、直接取引をして頂いている案件を持っていても定期的にチェックしています。
クラウドワークスでは日々ライティング案件がかなりの量出ていますが、その多くは0.1円~0.5円といった案件が多いように思えます。
初心者の実績づくりのためには例え安くとも積み上げのためにやらないといけないのは重々把握しているのですが、
「安すぎないか」
と感じています。
- 「万全なサポート体制」
- 「ライティングを教えます」
という歌い文句の元に初心者を受け入れてくれる案件ではあるのですが、中にはたくさん請け入れすぎているせいか添削やアドバイスがとても粗末なクライアントもいます。
我輩の経験上、きちんとアドバイスしてくれて丁寧な添削をしてくれたクライアント様に出会えたのは、0.5円~の案件で単価アップのルールもマニュアルとして用意してくれた会社でした。
全ての案件がそうではないと思いますが、契約した時に見せてもらえるマニュアルがどれくらいの精度なのかで継続していけば実になる案件なのかを判断した方が良いでしょう。
特徴その6:曖昧な募集内容
募集文の内容に具体的な仕事内容が書かれていないものは、応募を控えるようにしています。これは我輩の経験上、契約してからのやり取りでトラブルになることが多いからです。
など、スムーズな取引ができないことがあります。
正直、我々ワーカーとしては稼げるなら一つの案件でガッツリ稼ぎたいですよね。
きちんとした会社が運営しているクライアント様や、ワーカーさんと向き合ってくれるディレクターさんがいるところでは上記のことは起こりません。
そんなクライアント様やディレクターさんなら、募集文もわかりやすく具体的に書いてくれているはずなので、募集文の内容で判断することはある程度可能です。
特徴その7:LINEに勧誘される
とある募集文で応募したあと、返答が返ってきた時に別の案件を紹介される時があります。
「詳細はこちらのLINEを友達登録してください」
との案内文が書かれていることがあります。
クラウドワークスではLINEへの勧誘を禁止しているにも関わらず、「簡単」「初心者向け」「高額報酬」などの言葉を並べた勧誘の返事は運営に報告しましょう。
- 簡単に
- 初心者向け
- 高額報酬
この3つの言葉は気を付けた方が良いです。
そんなにライター業界は甘くはありませんよ、競争率激高です。
特徴その8:別の案件を提案してくる
上記のようにLINEへの勧誘でなくても、別の案件を提示してくるクライアントはいます。判断はその案件次第なのでしょうけど、全く別のジャンルである場合は注意した方が良いです。
その仕事内容が前述したような言葉が並んだものだと怪しいと感じた方が良いです。
そうでなくても、仕事内容や単価、文字数などをよく確認したうえで、
「自分にできるのか」
を見極めましょう。
本来あなたが応募した案件内容だったからこそ興味を持って応募したにもかかわらず違う案件に振ってくる時点で、どうなんだろうと考えてしまいます。
特徴その9:高額報酬を匂わせた募集内容になっている
募集内容に明らかに高額な報酬を歌う案件には注意しましょう。
こんな案件がありました。
文字単価10円クラスの案件で、内容を読んでみると、仕事をする前にトレーニングをうけてもらうとのこと。
トレーニングを受けてプロとして認可された上で、指定する単価で記事を依頼するという内容です。
詳しく内容を聞いてみると、そのトレーニングには費用が必要になってくるのだとか。
本格的にフリーランスのライターとしての技術を身に付けられるとのことですが、費用は数十万円かかり、先払いだということ。
そのトレーニング中も記事を作成してもらった分の報酬を支払うとのことでしたが、報酬の合計は費用の半分以下でした。
たしかにトレーニングを受けて無事に認められれば高い文字単価で仕事が可能かもしれませんが、必ずもらえるわけではありません。
結果的に試験に合格しなければそれまでなため、結局は情報商材の勧誘なわけです。
「高額報酬」
に惑わされないよう気を付けましょう。
webライターで詐欺に合った時の対処法
「取引中のトラブル」
「LINEへの勧誘を受けた」
「費用が発生する恐れがある」
など、案件を目撃した場合や、取引を開始してしまった時の対応策として2つまとめています。
取引を中止する
もし、案件に応募してしまいクライアントと契約してしまってからのトラブルは、サイトに取引を中止することを申し出るしかありません。
この場合、評価が下がる可能性がありますが、あなたの大切な時間や費用を無駄にしてしまわないためにも苦汁を呑むしかありません。
こんな時、「挫折」「失敗」を恐れないでほしいです。
これこそ経験なのだから。
失敗しないで結果を得ることは難しいです。
前向きに「次頑張ろう」と考えチャレンジしていってほしいです。
サイトの運営に連絡・通報する
取引を中止した場合や交渉中の時に「これは詐欺案件だ」と判断したら、サイトの運営に連絡・通報するようにしましょう。
同じ被害者を出さないためにも、こういった悪質な業者はサイトから追放するに限ります。
サイトの運営者は案件数が多すぎるため全ての案件に目を通せていません。
「知らせてあげることで被害者を抑える」
ことも、こういった「詐欺案件」を無くしていく一歩だと我輩は考えます。
クラウドワークスは詐欺案件が多い?と感じた我輩の実体験
ここでまとめた内容は、我輩がこれまでライターとしてクラウドワークスで案件を探していて遭遇した案件や、「相談・スカウト」の連絡をもらったことのある内容です。
クラウドワークスを主軸として案件を探していますが、他にも複数サイトには登録して探せる案件の幅を広げています。
その中で圧倒的に案件数が多いのは、やはりクラウドワークスです。
しかし、その分「詐欺案件」と思われる怪しい案件も比例して多いというのが我輩の経験談です。
このような詐欺案件の被害を未然に防ぐためにも、他のサイトにも目を向けた方が良いと我輩は考えます。
我輩がおすすめするクラウドソーシングサイトはこれだ!
という記事がありますので興味ある方は覗いてみてください↓↓↓
takumiblog.work
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まとめ:怪しいと思ったら質問で聞いてみる
今回の記事では、webライター歴2年目となる匠考太郎の失敗談として、
「怪しい案件には気をつけろ!」
的な感じで詐欺案件の可能性がある傾向を9つにまとめています。
- 特徴その1:相談・スカウトで連絡がくる
- 特徴その2:テストライティングが無報酬
- 特徴その3:ノウハウの提供という名目で教材の勧誘がある
- 特徴その4:初心者ライターが狙われやすい
- 特徴その5:単価がかなり安い
- 特徴その6:曖昧な募集内容
- 特徴その7:LINEに勧誘される
- 特徴その8:別の案件を提案してくる
- 特徴その9:高額報酬を匂わせた募集内容になっている
この9つの特徴を頭の片隅にでも抑えながら案件を探していれば、予防策となるのではないでしょうか。
また、「怪しい」と思ったら根掘り葉掘り質問をしてみることも大切です。
返答が返ってこなくなったり、誤魔化された場合は怪しんだ方が良いでしょうね。
案件を獲得するのにも一苦労の時代を迎えたようにも思えます。
webライター初心者の方ならなおのことでしょう。
我輩もめちゃくちゃ苦闘した中の一人です。そんな我輩も苦節2年。試行錯誤を続けながら案件獲得には色々と対策を講じてきました。
そんな汗と涙の結晶とも言える我輩の案件獲得術を記したnoteをこの度完成させました。
実績としては10件中6件返事を頂いた方法となります。
良かったら読んでくださいね♪↓↓↓
note.com