プログラミングを学習を始めようとしているあなたに。
「学ぶために必要なものって何だろう!?」
そう考えるはず。
その「必要なもの(準備するもの)」について解説します。
いざ学習を始めようとした際に、教材だけ用意しただけでは学習はできません。
事前に準備が必要なので、その必要なものはどんなものなのかを知っておきましょう。
[目次]
- ①必要なもの(用意するもの)って!?
- ②学ぶ目的を明確にして言語を選択する
- ③プログラミングを学ぶ方法を考えよう
- ④プログラミング初心者が学習するべき知識ってある!?
- バージョン管理の知識
- Webアプリケーションフレームワークについての知識
- データベースについての知識
- ⑤プログラミングを効率よく学ぶには!?
- ⑥まとめ
①必要なもの(用意するもの)って!?
プログラミングを学ぶには、まずは準備。用意しなければならないものがあります。
ここではその用意するものについて、詳しく解説していきます。
必要なもの~機材編~
まずはパソコンが必要です。今使っているものがあればそれを使うのも有りだと思います。
ただ、あなたがプログラミングを学ぶ目的によっては、高性能なパソコンが必要になってくるかもしれません。
どうしても古いパソコンでは処理能力が厳しいかもしれませんので、用途に合ったパソコンを新たに購入するのも手です。
ここで「デスクトップ」が「ノートパソコン」かどちらが良いの!?
と考えてしまうでしょうが、どちらが良いのか!?というと、ノートパソコンが良いと言えるのではないでしょうか。
これは、ノートパソコンであれば場所を選ばないという利点があります。
もし、プログラミングスクールに通ったり、勉強会に参加したりするのであればノートパソコンの方が持ち運びができるので大変便利です。
OSに関しては、MacかWindowsかというのはどちらでも問題ないです。
あとは、「ネット環境」が整っていること。
これがプログラミング学習をする上で前提になっています。
わからない部分を検索して探す面でも、オンラインスクールを利用するにしても、ネット環境が整っていなければ必要になってきます。
クラウドのテキストエディタを使うのであれば、常にインターネットの接続環境が必要となってきます。
そして、できるだけ高速回線である方が、ストレスフリーで作業できるのでお勧めです。
必要なもの~環境編~
ここではプログラミングを学ぶ上で必要な環境について解説します。
まずは「テキストエディタ」です。
これは、簡単に言えばプログラムコードを記述するためのエディタです。
メモ帳などのデフォルトエディタでも記述できないこともないですが、テキストエディタの方がプログラムコードを記述する上で特化しているので様々なメリットがあります。特に問題がなければ、ダウンロードすることをお勧めします。
「Atom」や「Sublime Text」「VSCode」があります。
※お勧めは「Atom」です。
次に「IDE(統合開発環境)」です。
これは、プログラミングに用いられるテキストエディタやコンパイラ、デバッガなどのツールを統合したものを指します。
「プログラムを書く」
「実行する」
「不具合の箇所を見つける」
といったことが1つでできるソフトウェアです。
ただ、あなたがプログラミングを学ぶ目的によって選んだプログラミング言語で、その言語に合ったIDEを使う方が良いです。
ここでいくつかご紹介します。
〇プログラミング言語「Java」に合ったIDEは?
大型のWebシステム開発案件で良く使われているJava。
このプログラミング言語を学ぶ人も多く様々な分野でも活躍し人気の高い言語の一つです。
Androidアプリ開発でも、Javaは主流言語の1つですね。
Javaはサン・マイクロシステムズが開発を始め、その後オラクルが管理をしているプログラミング言語です。クロスプラットフォームで利用できるソフトウェアの開発のための言語で、登場当初からオラクル以外にもIBMなどが積極的に開発ツールなどを提供していました。
そのためもあって、様々なツールが整備されています。
「Eclipse」
「Eclipse」はIBMが開発したオープンソースのIDEです。Webシステムを開発するのであれば、「Eclipse」が主流のIDEです。
ツールとしての完成度は大変高いものがあります。
Eclipseの特徴として、様々な拡張プラグインを設定できるというものがあります。
特にJavaを実行するアプリケーションサーバーである「Tomcat」「JBoss」と連携できるプラグインをインストールすることで、動作確認をEclipse上でできるようになります。
Webアプリケーションの開発環境としては極めて高いレベルで整備されていると言っても良いでしょう。
デスクトップアプリケーション開発であっても、Eclipseを使うと開発が楽に行えるといところも特徴の一つです。
次に紹介する言語、PHPでも利用可能なIDEです。
②学ぶ目的を明確にして言語を選択する
あなたがプログラミングを学習する目的はなんでしょうか?
これによってその目的に合った「言語」を選択することによって、効率よく目的や目標を達成することができます。
あなたの目的は!?
あなたがプログラムを組んでやりたいことは何でしょう?
「アプリを開発したい」
「作業や業務を効率化したい」
などで、学ぶべき言語は異なってきます。
できるだけ具体的に設定することで、学習目的を把握でき、学ぶ期間も短くできます。
それに、この目的があいまいだと壁にぶつかった際に、
「なんで勉強しているんだろう?」
と迷いが生じて挫折してしまいかねません。
言語の選択について
たとえば、
・iOSアプリ→Swift
・Androidアプリ→Java、Kotlin
・Webサービス→Ruby、PHP、Python
・IoT→Python
・ブラウザゲーム→JavaScript
など、あなたが目的とする「開発したいもの」によって言語は異なります。
あなたの目的に合った言語を選んで勉強しましょう♬
将来的にプログラミングを仕事にしたいのであれば、言語によって求人数や平均年収が変わることも理解しておく必要があります。
どの言語を学ぶか決める基準となるしょう。
プログラミング言語によって学びやすさも違いがあります。
Ruby、PHP、Pythonなどスクリプト言語と呼ばれるプログラミング言語は、比較的初心者が学びやすいと言われています。
③プログラミングを学ぶ方法を考えよう
さてプログラミング学習に必要なものは解説してきました。
それでは今度は学び方について「必要なもの」を見ていきましょう♬
学び方はいくつかあります。
「独学で学ぶ」
「スクールを利用して学ぶ」
「学習アプリを使う」
と様々な学び方がありますが、その学び方に必要なものを解説していきます。
独学で学ぶために必要なもの
独学で学ぶために必要なもの。それは「教材」です。
参考書のようなもので、これは書店でもたくさんの教材が並んでますね。
上記で解説した中での「必要なもの」も用意する必要があります。
「パソコン」「ネット環境」「IDEやテキストエディタ等のツール」
ですね。「ツール」に関してはまず「使い方」も知っていかなければなりません。
ツールの使い方をまず理解したうえで、プログラミング学習を始めるようにしましょう。
それではいよいよプログラミング学習を始めていきましょう♬
プログラム言語は外国語と同様に、使っていかなければ理解できません。
一つ学んだことがあれば、実際に簡単なプログラムを作成して「実際にどんな動きをするのか?」を確認しながら進めていくのがコツです。
一度で完璧に覚えようとするより、大枠を理解し、復習を繰り返すことが重要です。
独学でプログラミングを学ぶためのポイントは、
〇毎日30分でも学習し、「毎日」継続させること!
〇目標を細かく設定して一つ一つクリアしていく姿勢を心掛けること!
〇正規表現の基礎を学んでいくこと!
以上3点です。
特に初心者のうちは、効率的な勉強方法や心掛けについて見つけにくいと思います。
この3つの点を把握したうえでコツコツやっていけば、壁を乗り越えられるでしょう。
ただ、独学での学習は他の学習方法よりも時間がかかるものだということを理解した上でやっていくことをお勧めします。
プログラミングを独学で学ぶための方法についてはこちらの記事を参考にしてください♬
スクールで学ぶために必要なもの
「最短で効率よくプログラミングを学びたい」
と考えるなら、実際に先生に教えを頂きながら学ぶことをお勧めします。
通える近さでパソコン教室があって、実際に通うならば事前に機材や環境を整える必要もなくプログラミングを学ぶことができます。
ただ、教室に通う以外で「復習」が必要となる場合も考えて、パソコンや環境を整えておくのも効率よく学習を行うポイントです。
オンライン制のスクールを利用する際も、自分で機材や環境を整える必要がありますね。
プログラミングスクールについては、別に解説している記事があるので参考にしてください♬
学習アプリを利用する
学習アプリは、初心者でも気軽にプログラミングを学べるアプリです。
プログラミング言語を使ってコードを書かなくてもゲーム感覚でキャラクターを動かしたりパズルを組んだりしてプログラミングを体験できるものが多いです。
子供向けのプログラミング教材として公開されているものが多く、無料で利用できるものから有料のものまで幅広くアプリがあります。
ここでは学習アプリを利用するうえでのメリットを5つご紹介します。
その1.スマホで学習できる。
プログラミングアプリならスマホでも利用することが可能です。
プログラミングを勉強する際、まず思い浮かべるのはパソコンの前で書籍やインターネットの教材を使って実際のコードを使ったりして学んでいくイメージがありますね。
しかし学習アプリを利用することでスマホで手軽に学ぶことができるので、スマホ対応の学習アプリならばちょっとした空き時間を利用して学ぶことが可能です。
この「手軽さ」が一番のメリットではないでしょうか。
その2.楽しみながら学習できる
学習アプリなら、難しく考えることなく楽しみながら学ぶことができます。
プログラミング学習ではイメージ的に「難しい」と感じているかもしれません。
独学で学ぶ場合では、わからないところがあるとつまづきやすく挫折してしまう可能性もありますよね。
その点学習アプリではゲームをしながらプログラミングを学べるため子供から大人まで楽しみながら学習を続けることができます。
本格的な勉強する前に、プログラミングに「触れる」ために利用するのも良いでしょう。
その3.利便性が高い
学習アプリはいつでもどこでもスマホからアプリを開いて手軽に学ぶことができるのでとれも利便性が高いです。
本格的にプログラミングを学ぶ場合、スクールに通ったりオンラインスクールでお家でパソコンの前に座って講座を受講したりして学ぶ方歩もあります。
しかしどちらも講義を受ける際の「時間」を確保しなければなりません。
その点、学習アプリなら時間はあなたの空き時間で良い。いつでもどこでも学ぶことができるのです。
その4.論理的思考が身に付く
プログラミングアプリなら自然にロジカルシンキングが身に付くでしょう。
ロジカルシンキングとは、複雑な問題でも矛盾なく筋が通るように論理的に考える能力の事です。
ゲーム感覚で学べる中で、
「どのようにすればどのように動かせるのか」
というのを考えるようになります。
そのため、自然に論理的思考を身に付けることが可能になるわけです。
その5.基礎から学べる
プログラミングアプリはゲーム感覚で手軽にプログラミングが学べる利便性の高さが魅力的ですが、だからといって内容が単純だったりただ遊びにプログラミング要素を取り入れただけではありません。
学習内容もしっかりしています。
初心者でもわかりやすいように基礎レベルからスタートし、次第に難易度が上がっていく形でレベルを上げていけるように考慮された内容になっているものが多いです。
そのため、プログラミング初心者でも挫折しにくく、勉強を続けやすいでしょう。
以上が学習アプリを利用するメリット5つです。
あなたの目的にあった言語を決めたら、まずどんなものなのかを理解するために学習アプリを使ってみるっていうのも有りだと思いますよ♬
④プログラミング初心者が学習するべき知識ってある!?
プログラミング言語や使い方さえ覚えてしまえばプログラミングをマスターできる!?
と、思いがちですが実は他にも押さえておかなければならない知識などがあります。
それをこれから簡単に解説していきます。
データベースについての知識
データベースとは、Webアプリケーションで使うさまざまな情報を格納するものです。
データを保存したり、必要に応じて検索し取得することができます。
例えばアカウント登録の機能を実装する場合、ユーザー名や画像などを保存します。
そしてユーザー画面を開くと、ユーザー名や画像を取得して画面表示させるのです。
またパスワードは開発者でも判別できないように、ハッシュと呼ばれる形に変換して格納します。
データベースはMySQLやPostgreSQLなどのデータベース言語を学ぶことで操作できるようになります。
バージョン管理の知識
アプリケーション開発を行う際では、バージョン管理ができるようになると効率よく開発を進められます。
バージョン管理とは、プログラムコードの変更履歴を管理する技術です。具体的にはGitと呼ばれる技術を学ぶことで、バージョン管理を行うことができます。
例えば、開発を進めていく過程の中で「数日前の状態に戻したい」となることがあります。その際にGitを使うことによって、特定の状態にコードを戻すことができるようになるのです。
複数人で作業をする場合にお互いの作業が干渉し合わないようにするためにGitを活用することもできます。
Webアプリケーションフレームワークについての知識
フレームワークはアプリケーションの構築に役立ちます。
Webアプリケーションフレームワークとは簡単にいうと、Webアプリケーションの開発を行う際の枠組みのことです。
汎用的な機能や、基本的な構造を提供します。
一方、Webアプリケーションフレームワークを使用しないと、全ての処理や機能をイチから全て記述して実装しなければならないです。
プログラミング言語によって使用できるWebアプリケーションフレームワークは異なり、代表的なものは以下の通りです。
〇Ruby=Ruby on Rails
〇PHP=Laravel、cakePHP
〇Python=Flask、Django
Webアプリケーションフレームワークでは、どの機能をどういう風に組み合わせればいいのかがあらかじめ準備されています。
その枠組みに沿って開発することで効率的にアプリケーションを作り上げることが可能になります。
⑤プログラミングを効率よく学ぶには!?
プログラミング学習を行ううえで、効率よく学ぶために必要な習慣や環境っていうのはとても大事です。
ここではその習慣や環境について紹介していきます。
疑問を解決できる環境をつくる
疑問を解決できる環境があるかないかでは、学習スピードが大きく変わってきます。
「わからないことを解決する時間をいかに短くするか」
これがポイントですね♬
具体的にはメンターやプログラミングスクールなどです。
もちろん、プログラミングを学ぶ際に「自分でGoogle検索などを使って調べる」というのも重要です。
エンジニアとして仕事をするのであれば不可欠と言えるでしょう。
日頃からこの「調べる」というのはぜひ習慣づけたいものです。
ですが、完全に初心者のうちは、
「どうやって調べていいのかすらわからない」
という状況になりがち。「調べ方がわからない」あるいは「何がわからないのかすらわからない」という状況です。
エラー解決一つとっても、基礎をしっかり理解できない初心者の段階で自力で解決するというのはかなりハードルが高いことです。
もちろん一つひとつ自力で解決していくこともできるかもしれませんが、かなり時間と労力がかかります。
ここがある意味運命の分かれ道になるのかもしれません。
挫折してしまう人の多くは、この時の「つまづき」によって挫折してしまいます。
それよりもプログラミングができる人に質問した方がはるかに効率的ですし、理解できるまで説明してもらえます。
一人で頭を抱えずに済む環境を用意した方が、スムーズに学習できると言えるでしょう。
その点を考えるなら、個人メンター(専属の講師)についてもらったり、手っ取り早くプログラミングスクールに通うことをおすすめします。
アウトプットの習慣をつける
プログラミングの学習でもっとも大切なのが、アウトプットです。
実際に手を動かしながら学んでいくことによって、知識の定着につながります。
プログラミングの文法や知識は、書籍やテキストを読むだけでは身につきません。実際にコードを書こうとした時に全然書けないという状況になりがちになるでしょう。
また学習した文法も、
「どういった場面でどのように使えるのか」
が分からないと実際にアウトプットできません。
自分で能動的にコードを書いていくことによって、学んでいる内容の深い部分まで理解できるようになります。
おすすめは「サービスをひとつ作りながら学ぶこと」です。